Discography > 星霜
妹尾自身による「星霜 」全曲解説
 
【星霜 / Self Liner-Notes】
 
01. 北極星I
02. 永遠に
03. Danny Boy
04. 18th Variation
05. Caribbean Wind
06. Distance
07. 枯れない花
08. 讃歌
09. 花のまち
10. 港が見える丘
11. 北極星II
12. 星霜
 
- 北極星T -
ゴスペラーズの最新アルバム「アカペラ」から選んだ僕の大好きな曲です。
- 永遠に -
2000年に僕がゴスペラーズに贈ったバラード、彼達にこの曲を歌ってもらったことは僕にとって人生の財産であり、僕はそれを誇りに思う。
- Danny Boy -
こういう不滅のスタンダードものって何処の国で流れてもそこの土や人の心に難なく染みこんで語り継がれてゆく。もともとはアイルランドの民謡だそうです。
- 18th Variation -
僕のすべてと言っても大袈裟じゃないほど 圧倒的に影響された作曲家、セルゲイ・ラフマニノフの名曲。冬の日だまりのような優しさと哀しさを感じるのは彼がロシアで生まれ育ったからかな。
- Caribbean Wind -
その当時大ヒットした「ボーイの季節」というドーナツ盤のB面に収録されていた曲。この曲を作曲された大村雅朗さんには隠れた名曲が多いです。
- Distance -
銀河鉄道のどっかの駅でかけてくれないかな(笑)曲が終わるまで鍵盤がほぼ6度を保っているのもあってこのタイトルにしました。アルバムの前半の締めくくりとも言うべく架け橋的なインタールードです。
- 枯れない花 -
「心にひとつ、枯れない花を持っている人」最初に曲の依頼を受けて、初めて高橋真梨子さんのステージを間近で観させていただいたときに感じた僕なりのイメージ。じゃあ僕はそんな真梨子さんを乗せた列車になって旅をしよう、都会の喧騒を離れて何処か遠い春の町へ、そんなイメージで創った曲です。
- 讃歌 -
ゴスペラーズの酒井雄二君が綴った名曲を僕なりの遊び心でピアノ用にアレンジしてみました。彼の斬新な語法やアイデアにはいつも驚かされます。
- 花のまち -
村上てつやと僕は音楽的にとても周波数が合うところがあって、共に古い昔の名曲や唱歌を口ずさんだり、心揺さぶられたりします。この曲も今だに記憶に焼きついている僕のルーツってことで収録しました。
- 港が見える丘 -
ほろ酔い気分になると僕は決まってこの曲をカラオケで歌ったりしてます(笑)。その当時、平野愛子さんという歌手が歌ってヒットした名曲です。歌詞がね、切なくてとてもいいの。その頃の横浜に行ってみたいです。
- 星霜 -
ラストはこのアルバムのために書き下ろしたバラード。生死を彷徨う大事故を乗り越え、力強く今を生きる僕の大親友の半生にいたく胸を打たれて、架空のサントラを捧げようと、想いを込めて書いた曲です。しんしんと雪の降る夕方の北海道で録音しました。
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